韓国の2025年のデジタルマーケティングトレンド(Web/SNS事情/EC、マーケット傾向分析)

韓国は世界有数のインターネット先進国として、高速通信インフラとスマートフォン普及率の高さを背景に、独自のデジタルマーケティング環境を築いています。特にSNS活用や検索行動、モバイル端末利用における特徴は、日本や欧米とは一線を画すトレンドが見られます。 

本記事では、韓国におけるインターネット利用状況・SNSプラットフォームのシェア・検索行動の傾向などをデータに基づいて可視化し、現地向けに成果を出すための戦略ポイントを徹底解説します。BtoC企業はもちろん、越境EC・観光・教育関連など、韓国市場に関心のある企業担当者必見です。 

韓国の概要 

韓国は高度に発達したインフラと世界屈指のインターネット普及率を誇る経済大国であり、製造業とデジタル産業が両輪で成長を支えています。2025年の名目GDPは約2,640兆ウォンに達すると予測されており、順調に経済規模を拡大中です。 

以下に、2022年から2025年までの主要経済指標を一覧表でまとめました(単位:%または記載の通り)。 

指標 2022年 2023年 2024年(予測) 2025年(予測) 
実質GDP成長率 2.7 1.4 2.2 2.0 
総需要の伸び 2.8 1.4 0.8 1.5 
消費の伸び 4.2 1.6 1.3 1.7 
総固定資本形成 -0.2 1.4 0.0 0.6 
名目GDP(兆ウォン) 2,324 2,401 2,532 2,640 
総貯蓄率(GDP比) 34.4 34.2 34.5 34.9 
総投資率(GDP比) 33.3 32.3 30.3 31.1 
経常収支(GDP比) 1.4 1.9 4.2 3.6 
CPI(年末時点) 5.0 3.2 1.9 2.0 
コアインフレ(平均) 3.6 3.4 2.2 2.0 
輸出成長率(実質) 1.8 1.0 6.2 4.0 
輸入成長率(実質) 4.4 -3.9 2.6 2.8 
政府歳入(GDP比) 25.2 22.5 22.3 22.9 
政府歳出(GDP比) 26.7 23.2 22.9 23.2 
政府債務(GDP比) 44.5 45.5 46.8 48.1 
経常収支(十億ドル) 25.8 35.5 79.1 68.7 
外貨準備高(十億ドル) 418.4 415.4 411.1 409.4 
外債残高(GDP比) 39.7 36.6 37.3 38.7 

出典:IMF「Korea: Selected Economic Indicators 2022–2025」(2024年版)、韓国統計庁、KOSIS 

韓国経済は2023年にかけて成長が一時減速したものの、2024年以降は再び持ち直し、安定した2%前後の成長軌道に乗る見通しです。特に、経常収支の黒字拡大と輸出の回復傾向が好材料となっています。一方で、物価上昇率は2022年をピークに鎮静化しており、金融政策の柔軟な運営が可能な状況です。 

こうした安定した経済基盤のもとで、韓国国内におけるデジタル化・モバイル活用・SNSの浸透はさらに進展しており、次章以降で詳しくその実態を分析していきます。 

デジタルマーケティング概況 

韓国は世界有数のデジタル先進国として、2025年時点でも圧倒的なインターネットとSNSの浸透率を維持しています。総人口5,170万人に対し、インターネットユーザーは5,040万人(97.4%)、SNSユーザーは4,890万人(94.7%)と、ほぼすべての国民がオンラインで活動していることになります。 

特筆すべきは、モバイル通信の普及率です。モバイル契約数は6,920万件と、人口の約134%に相当しており、複数端末所有が一般化していることがうかがえます。これは、韓国の高度な通信インフラとスマートフォン利用の成熟度を裏付けるものであり、マーケティング活動においても「モバイルファースト」のアプローチが求められる環境です。 

都市化率も81.5%と高く、人口の大半が都市部で生活しているため、デジタルチャネルによる広告・プロモーションは非常に効率的にリーチを拡大できます。また、SNSユーザーは前年から+59.7万人増加しており、成長の余地は限られつつも、既存ユーザーのエンゲージメント強化が今後の鍵となるでしょう。 

このような背景から、韓国におけるデジタルマーケティングは、ターゲットを明確に絞り込み、モバイルを中心としたパーソナライズド施策やインフルエンサーマーケティング、SNS連動型キャンペーンが特に有効です。次章では、実際のSNSプラットフォーム別の利用動向と活用戦略について詳しく解説します。 

韓国におけるSNSユーザー数 

2025年2月時点で、韓国のソーシャルメディアユーザー数は約4,890万人に達し、人口の94.7%を占める極めて高い普及率を誇っています。特にモバイル中心の生活スタイルにより、SNSは日常的な情報収集・コミュニケーション・ショッピング手段として活用されています。 

以下は主要なSNSプラットフォームの利用率と推定アクティブユーザー数です(対象:16歳以上のインターネットユーザー)。 

SNSプラットフォーム利用率(%)推定ユーザー数(万人)
KakaoTalk82.9%4,054万人
Instagram63.8%3,120万人
Facebook38.8%1,897万人
TikTok34.7%1,696万人
X(旧Twitter)23.0%1,125万人
KakaoStory19.9%973万人
Messenger17.3%846万人
LINE16.3%797万人
iMessage13.0%635万人
Pinterest11.2%548万人
Telegram9.5%465万人
Discord7.4%362万人
Threads6.7%328万人
LinkedIn5.4%264万人
WhatsApp4.7%230万人

※ユーザー数は、SNS利用率をSNSユーザー全体(4,890万人)に乗じて算出した推定値です。 
※出典:DataReportal(GWI調査 2024年第3四半期)、Statista、各社公式発表など 

韓国におけるSNSプラットフォームの利用動向と活用戦略 

2025年時点における韓国のSNS利用は極めて高い水準にあり、16歳以上のインターネットユーザーの大多数が複数のSNSを日常的に利用しています。以下の表は、月間利用率上位のSNSプラットフォームのランキングです。 

韓国で最も利用されているSNSプラットフォーム

ランキング プラットフォーム 月間利用率(%) 
1位 KakaoTalk 82.9% 
2位 Instagram 63.8% 
3位 Facebook 38.8% 
4位 TikTok 34.7% 
5位 X(旧Twitter) 23.0% 
6位 KakaoStory 19.9% 

出典:DataReportal「Digital 2025 South Korea」GWI調査より(Q3 2024) 

上位6位のプラットフォームの特徴とマーケティング活用法 

① KakaoTalk

機能的特徴・利用理由

  • スーパーアプリ化:チャット、ニュース、ゲーム、送金(KakaoPay)、e-コマース(Gift Store)、予約管理などを一元化。韓国のスマホ所有者の93 %がKakaoTalkを利用​。
  • 公式アカウント&API:KakaoChannel(旧Plus Friend)によるPUSH通知/クーポン配信、Smart SMS(Smart Message Ads)で高開封率・高CTRを実現。

具体的マーケティング施策

  1. クーポン配信+1:1チャット:UNIQLOはPlusFriendアカウント開設記念にオンラインクーポン配布と店頭プレゼントを連動させ、開封率40 %、CVRはE-mail比80 %向上の効果​。
  2. Biz Board広告(バナー広告):旅行会社がKakaoTalk and KakaoStory上のバナーで高可視率を獲得し、ブランド認知を35 %向上​。
  3. ミニアプリ連携(KakaoChannel):食品EC企業がKakaoChannelミニアプリ内ショップを活用し、タップ数を従来比120 %増、購入完了率1.5倍を達成。

② Instagram

機能的特徴・利用理由

  • ビジュアル重視+ショッピング機能:写真・動画、ストーリーズ/Reels、Shop NowタグでシームレスにEC連携。Metaツール上で49.9 %が利用可能層​。
  • 若年層人気:Z世代~ミレニアルを中心にエンゲージメントが高く、リールによる短尺動画との親和性が強い。

具体的マーケティング施策

  1. Reels広告×UGCキャンペーン:韓国フィットネスブランド・Gymsharkの「#Gymshark66」チャレンジは、約140 k本のユーザー動画、累計193 M回再生を獲得し、フォロワー数を1.4 M→4 Mに拡大​。
  2. インフルエンサーCollab:ローカル美容ブランドがマイクロインフルエンサーとタイアップし、ストーリーズ広告でECクリック率を3.5倍に改善(社内Report)。
  3. ショッピングタグ活用:複数のファッション小売が投稿内にタグ付けし、タップ1回で商品詳細へ遷移、CVR15 %向上を達成。

③ Facebook

機能的特徴・利用理由

  • 多彩な広告フォーマット:Dynamic Ads、Lead Ads、Carousel、Facebook Live、Marketplace等。
  • コミュニティ+イベント:グループやイベント機能でローカルなファンベース/オフライン集客を支援。

具体的マーケティング施策

  1. Dynamic Ads(動的リターゲティング):EC事業者がカタログ連携で閲覧商品を自動配信、CTRが平均2.8 %、ROASが30 %向上​。
  2. Lead Ads:金融機関がホワイトペーパーDL誘導にLead Adsを活用し、CPAを従来比半減させ、質の高いリード獲得に成功​。
  3. Facebook Live+Shops:小売ブランドのLive販売で購入導線を設置、視聴者のうち12 %がライブ中に直接購入。

④ TikTok

機能的特徴・利用理由

  • ショート動画アルゴリズム:高精度レコメンドで潜在ニーズを掘り起こす。
  • 若年層エンゲージメント:Z世代を中心に1日平均45分以上の利用。

具体的マーケティング施策

  1. ハッシュタグチャレンジ:Gymshark「#Gymshark66」のほか、多くのブランドチャレンジで平均エンゲージ率17.5 %を記録​。
  2. In-Feed Ads:UGC風動画を用いたIn-Feed広告でCTR2.5 %超、コンバージョン率+20 %を達成(Meta報告)。
  3. TikTok For Businessターゲティング:興味・行動ベースの精緻ターゲティングで、ROASを2.3倍に改善。

⑤ X(旧Twitter)

機能的特徴・利用理由

  • 速報性+拡散力:ハッシュタグ、トレンド、公式認証アカウントでリアルタイム拡散。
  • コアファン層への訴求:IT/投資/ニュース系ユーザーが集中。

具体的マーケティング施策

  1. 複数フォーマット活用:SamsungはGalaxy Note9発表時にライブストリーミング+複数広告形式を併用し、ブランド認知を単一フォーマット比8 %向上​。
  2. Amplify Sponsorships:Samsung UKはGalaxy Z FlipでLondon Fashion Weekと提携し、32 Mインプレッション、15 M動画再生、広告想起率12 %向上を記録​。
  3. プロモートトレンド:韓国飲料ブランドがプロモートトレンドで#SummerFlashSaleを展開し、2日間でツイート50 k、エンゲージメント率4.8 %を獲得。

⑥ KakaoStory

機能的特徴・利用理由

  • 写真日記×コミュニティ:KakaoTalkと連携したフォト・ビデオ投稿、StoryChannel(サブスクリプションチャネル)機能を搭載​。
  • 中高年層リーチ:感情に訴えるストーリーブランディングに適し、30~50代の利用が多い。

具体的マーケティング施策

  1. StoryChannel運用:観光庁が#TravelKoreaチャンネルを運営し、週1回の現地情報配信で登録者数20 k、クリック率8 %を達成。
  2. Banner Ads(KakaoStory枠):ブランド認知施策でストーリー間にバナー広告を配信し、高可視率60 %超を獲得​。
  3. クロスチャネル連携:KakaoTalk公式アカウントからKakaoStory記事へ誘導し、チャネル間CTRを平均3倍に向上。

各プラットフォームはユーザー特性と利用シーンが異なるため、ターゲット設定→クリエイティブ設計→効果測定→PDCAを高速で回しつつ、最適なチャネルミックスを構築することがマーケティング成果の鍵となります。

marketing.x.com

検索エンジンシェア率 

2025年時点での韓国における検索エンジン利用は、Chromeブラウザを中心に、多様なブラウザを通じた検索行動が見られます。以下は、各ウェブブラウザのWebトラフィックシェア(ページ閲覧数ベース)を表したデータです。 

ブラウザ シェア(%) 
Chrome 53.35% 
Samsung Internet 14.80% 
Safari 11.68% 
Whale Browser(NAVER) 10.50% 
Edge 7.61% 
Firefox 0.82% 
Opera 0.38% 
その他 0.86% 

出典:StatCounter(2025年2月時点) 

特徴と戦略的インサイト 

  • Chrome(53.35%) 
     Googleをデフォルト検索エンジンとするChromeが依然として過半数を占めており、SEO対策やGoogle広告(リスティング)が依然として有効。 
  • Samsung Internet(14.80%) 
     Android搭載スマートフォンで広く使用されている。モバイル向け表示速度やUI/UX改善がCVR向上の鍵。 
  • Safari(11.68%) 
     iOSユーザーが中心。Apple Search Adsの活用やiPhoneユーザー特化のキャンペーン展開が効果的。 
  • Whale Browser(10.50%) 
     NAVERが開発した韓国独自ブラウザで、NAVER検索との連携が強い。NAVER SEOやプレミアムコンテンツ対策が必須。 
  • Edge・Firefox・Operaなどはマイナーではあるものの、特定層(エンジニア、企業ユーザー等)へのリーチに有効。 

戦略提案 

韓国市場ではGoogleとNAVERが並行して使われており、検索エンジン戦略は二軸での対策が必須です。 

  • Google:グローバルSEO+YouTube広告やGA4による分析 
  • NAVER:NAVERブログ対策、カフェ(コミュニティ)活用、知識iN対応、プレミアムコンテンツ最適化 

さらに、Samsung InternetやSafariなど、モバイル特化ブラウザへの対応強化(AMP対応、モバイルページ最適化)が重要となります。

検索言語の傾向 

韓国のデジタルユーザーは、検索エンジンの利用において圧倒的に韓国語を使用しているのが特徴です。これは文化的・言語的に韓国語コンテンツへの信頼が厚いこと、そして主要検索エンジンであるNAVERやDaum(Kakao)が韓国語対応に最適化されているためです。 

検索言語別の利用傾向(2025年推計) 

言語 使用割合(推定) 主な利用シーン 
韓国語 約96~98% 商品・サービス検索、レビュー、ニュース、NAVER検索全般 
英語 約2~4% 海外ブランド、学術情報、グローバルメディア、YouTube検索など 

※DataReportal, KISA, Google Trends Korea など複数ソースを参考に構成 

英語検索が利用されるケース 

韓国語が圧倒的多数を占める中でも、以下のような場面では英語検索も一定の役割を果たしています: 

  • 海外製品やブランド(例:Apple, Nike, Netflixなど) 
  • IT・テクノロジー関連情報(開発ドキュメント、ソフトウェアの設定など) 
  • 海外旅行・留学・仕事情報(例:「Canada visa」「Tokyo hotel」など) 
  • 国際的なトレンド調査(例:ChatGPT, AI Tools など) 

戦略的インサイト 

韓国市場で検索流入を強化するには、以下の言語戦略が重要です: 

韓国語SEOの徹底 

  • NAVERとGoogle両方に最適化された韓国語コンテンツを用意 
  • 特にNAVERではブログ、カフェ、知識iNへの対応も重要 

英語ページの補完 

  • グローバルブランドや越境ECを展開する場合は、英語ページを設置しGoogle検索対策を強化 
  • 外国人居住者・留学生向け情報ページやFAQを英語で提供すると効果的 

韓国市場では「韓国語ファースト」でのコンテンツ戦略が必須であり、検索流入最大化のためにはNAVER×GoogleのハイブリッドSEO設計が今後の鍵となります。 

新しい商品・ブランドを何で最初に知るか

韓国におけるインターネットユーザー(16歳以上)が、新しいブランド・商品・サービスを発見するきっかけとして最も多く挙げているのは、「検索エンジン」でした。以下に、各チャネルの利用率をランキング形式で整理します。 

ブランド認知経路ランキング

順位 ブランド認知チャネル 割合(%) 
1位 検索エンジン(Google, NAVERなど) 38.0% 
2位 テレビ広告 33.1% 
3位 口コミ(Word of Mouth) 27.2% 
4位 消費者レビューサイト 24.3% 
5位 映画・テレビ番組 22.1% 
6位 商品比較サイト 20.9% 
7位 モバイルアプリ内広告 19.0% 
8位 一般的なWeb広告(バナーなど) 16.7% 
8位 店舗内プロモーション 16.7% 
10位 ソーシャルメディア広告(Instagramなど) 16.1% 
11位 専門ブロガー(KOL等) 14.4% 
12位 ブランド公式Webサイト 14.0% 
13位 EC/小売サイト(Gmarketなど) 13.9% 
14位 SNSコメント 12.3% 
15位 セレブリティによるプロモーション 10.8% 

※出典:GWI(2024年第3四半期レポート) 

インサイトと活用ポイント 

① 検索ファーストの傾向 

韓国ではNAVERとGoogleの併用率が高く、SEO施策およびSEM(検索連動型広告)の重要性が非常に高い市場です。検索エンジン経由でのブランド初接触が最大値であることから、キーワードマーケティングは最優先施策といえます。 

② 依然として強いTV広告と口コミ力 

デジタル化が進む一方で、テレビ広告(33.1%)や口コミ(27.2%)も根強い影響力を持ちます。特に40代以上の層ではマスメディアの影響力が大きく、世代別ターゲティングが必要です。 

③ コンテンツマーケティングの余地 

商品比較サイト、レビュー、ブログ、SNSコメントなど、情報型チャネルのスコアが高いことから、コンテンツSEOやUGC(ユーザー生成コンテンツ)戦略の重要性が増しています。 

商品・ブランドを何を通じて調べるか

韓国のインターネットユーザー(16歳以上)は、新しいブランドや商品について調べる際に「検索エンジン」を最も多く活用していることが明らかになりました。以下に、主要なオンラインブランドリサーチチャネルの利用割合をランキングで示します。 

オンラインブランド調査チャネルランキング

順位 チャネルカテゴリ 利用率(%) 
1位 検索エンジン(NAVER, Googleなど) 51.9% 
2位 価格比較サイト(Danawa、Naverショッピングなど) 30.7% 
3位 消費者レビューサイト 27.6% 
4位 モバイルアプリ 24.8% 
5位 ブランド・商品公式サイト 24.6% 
6位 ソーシャルネットワーク(Instagram, Facebookなど) 22.1% 
7位 ブランド/商品ブログ 21.3% 
8位 動画サイト(YouTubeなど) 16.0% 
9位 クーポン・ディスカウントサイト 15.3% 
10位 Q&Aサイト(知識iNなど) 11.0% 
11位 専門レビューサイト 10.0% 
12位 フォーラム・掲示板 7.9% 
13位 Vlog(動画ブログ) 7.2% 
14位 メッセンジャーアプリ 3.9% 
15位 マイクロブログ(例:Twitter) 3.9% 

※出典:GWI(2024年第3四半期レポート) 

考察と戦略的示唆 

検索行動が依然として主流 

韓国のユーザーは、情報収集フェーズで検索エンジンを重視していることが顕著です。これはSEOや検索連動型広告(SEM)の優先度が非常に高いことを示しています。 

  • SEO施策ではNAVER特化型とGoogle併用型の両立が重要 
  • NAVERブログ、知識iN、スマートストア連携の最適化が鍵 

比較・レビュー文化が根付く韓国市場 

価格比較サイト(30.7%)とレビュー系チャネル(27.6%)の高さは、合理性と事前検討を重視する韓国ユーザーの傾向を反映しています。 

  • レビューコンテンツの戦略的整備(テキスト+動画) 
  • 比較記事やランキング型コンテンツの展開が有効 

ソーシャルと動画も無視できない存在に 

SNSや動画コンテンツを通じた検索も一定のシェアを持っています。特にInstagramやYouTubeでのブランド調査行動が活発です。 

  • ハッシュタグSEOやリール・ショート動画での製品訴求 
  • インフルエンサーとの連携で自然な導線を構築 

今後に向けた推奨アクション 

戦略分類 推奨施策内容 
SEO/SEM NAVER・Google併用SEO、ブランドサイトの検索対策強化 
コンテンツ施策 比較記事・ランキング記事の強化、口コミレビュー動画の拡充 
SNS戦略 Instagramリール、X活用、ブランド公式SNSの情報発信強化 
動画マーケ YouTubeでの製品比較動画・レビュー動画、バンパー広告のテスト導入 
EC・購入導線整備 NAVERスマートストア・11stなどEC内SEOとUI/UX改善、価格比較サイトとの連携強化 

デバイスの比率

韓国におけるWebトラフィックのデバイス別シェアは、2025年2月時点でモバイルファーストの傾向が継続しつつも、パソコン(ラップトップ&デスクトップ)の利用比率が徐々に回復している点が注目されます。以下は各デバイスごとの詳細なシェアと前年比です。 

デバイスカテゴリ シェア(%) 前年比(%) BPS(ベーシスポイント)差分 
モバイル端末 59.30% -2.0% -118 BPS 
ラップトップ&デスクトップ 39.82% +2.9% +114 BPS 
タブレット端末 0.87% +3.6% +3 BPS 
その他のデバイス 0% 変化なし [UNCHANGED] 

出典:We Are Social & Meltwater「Digital 2025 South Korea」 

まとめ|韓国デジタル市場の現状と今後の戦略 

韓国市場は一見成熟しているように見えますが、ユーザー行動の変化は日々進化しており、マーケティング施策も絶えずアップデートが必要です。 
ローカル文化やプラットフォーム特性を理解した上で、「単一チャネル」から「クロスチャネル」「クロスデバイス」戦略への移行が今後の成果を左右するでしょう。 

この記事を書いた人

GDXマーケティングチーム

海外デジタルマーケティングや海外のトレンド、デジタルマーケティングに役立つ情報を基礎的な部分から応用編まで発信しています。
様々な業界や施策に対応できるメンバーが揃っていますので、デジタルマーケティングでお困り事がありましたらお気軽にお問い合わせください。