Telegramとは?使用方法と特徴を徹底解説!

今後どうやってインバウンド需要を盛り上げていこうかと方法を模索中ではありませんか?
コロナの猛威が弱まっている傾向で、世界では日常生活を取り戻している国もあり、インバウンドを期待している方が多いと思います。

また、日本も水際対策を改め10月11日以降は、入国者数の上限撤廃、訪日観光客のビザなし渡航や個人旅行再開など大幅に緩和する動きになってきました。入国制限の緩和により、活気あふれる日常を取り戻したいと、あなたも強く思っていることでしょう。コロナ禍前の状態よりもさらに多くのインバウンド需要を高めるには、SNSの活用が欠かせません。

そこで、月間アクティブユーザー数が世界で7億人を超える「Telegram」について解説していきます。本記事を読むことで、Telegramの概要を始め、特徴や海外の活用事例を知ることができ、訪日外国人へアプローチする手段を増やすことができます。

Telegramについて知ることで、訪日外国人の方へ情報を届ける選択肢が増え、地元や観光地の活性化に繋げられるでしょう。

Telegramとは超人気な「メッセージングアプリ」

LINEやFacebook Mesengerと同様、Telegramはメッセージングアプリです。2022年6月時点において、世の中に配信されているアプリのなかでダウンロードされた数が上位5位に入り、月間アクティブユーザー数は7億人を超えるほど、海外で絶大な人気を誇っています。

人気が高い理由の1つに「セキュリティの高さ」が挙げられます。メッセージやファイルなど全てのデータが暗号化されているため、第三者が非常に不正アクセスしづらい環境になっています。過去には、セキュリティの専門家が、2人の仮想ユーザーの会話から秘密の電子メールとパスワードを盗めるかを試す「クラッキングコンテスト」を開催しており、自社のセキュリティの高さに強い自信を持っているのを伺えるほどです。

もちろん誰一人チャットの解読はできず、Telegram側の勝利で終わりました。コンテストは終了したものの、アプリやシステムの構造に関わる重大な問題を見つけた方には500ドル〜100,000ドル以上の報酬金を支払うとも公表しており、セキュリティ強化に徹底していることが分かります。

また、シンガポール政府やリー・シェロン首相もTelegramでチャンネルを開設しており、コロナウイルス関連の情報を発信するなど、国民の生活に欠かせない存在でもあるのです。

Telegramの特徴は大きく4つ

Telegramには安心できるセキュリティの他に、いくつか特徴があります。そこで、SNSを使ったインバウンド集客を目指している方向けに、4つの特徴をまとめました。

無料でメッセージを一斉送信できる

シンガポール政府や企業と同様、独自のチャンネルを開設することで、多くの視聴者に無料でメッセージを一斉送信できます。もしもLINEで情報を発信すると、届けたいユーザー数が多くなるにつれコストも高くなりますが、Telegramの場合はユーザー数が5万、10万と増えたとしても無料で送信可能です。

また、Twitterでも無料で発信できますが、文字数に制限がありせいぜいイベントの概要説明で終わってしまうことでしょう。Telegramも送信可能な容量に限りはありますが、送信可能なファイルのサイズが2GBと大容量のため、長編動画と詳細なメッセージの両方でより魅力を伝えられる情報を提供できます。

コストをかけずに多くのユーザーへ詳細な情報を届けられるのは、他のSNSにはないTelegramだけが持つ大きな特徴です。

YoutubeやTwitterのように広告掲載がない

Telegramの運営者が非営利団体のため、広告主がいません。Youtubeでの動画視聴、Twitterで情報収集する際、頻繁に企業の広告が目につきませんか。ユーザーにとっては、煩わしさを感じて「広告が無ければ良いのに」と感じている方が多いでしょう。

YoutubeやTwitterに対して、Telegramは広告掲載がなくユーザーの使いやすさに定評があります。よって、ユーザーが周りの情報に惑わされず知りたい情報だけ得られるため、自身が発信する情報に目を向けさせることができます。

ユーザーを自身の情報で取り囲み、コアなファンを獲得するチャンスがTelegramには転がっているのです。

1秒で届く通信速度

メッセージを送信した1秒後には相手に届くといわれているほど、通信速度が速いです。公式サイトでも通信速度の速さを主張しており、速度の速さに自信を持っているようです。

実際に通信速度を計測した情報はないものの、7億人を超えるユーザー数から利便性の良さを感じている人は多いように考えられます。使いやすさを感じれなければ、これほど世界中でダウンロードされるアプリになならないでしょう。

セキュリティの高いメッセージングアプリ

本記事の前半でセキュリティの高さをお伝えしましたが、具体的に解説していきます。ただ、個人ユーザー向けに有益な情報もあるため、飛ばして頂いても大丈夫です。

強固なセキュリティを支えているのは暗号技術だけでなく、指紋認証や二段階認証を導入しています。指紋認証や二段階認証により、第三者からの不正ログインの防止を強化しているのです。

さらに「シークレットチャットモード」を使うことで、よりセキュリティを高められます。

シークレットチャットモードでは、「エンドツーエンド」という暗号技術が用いられており、相手がメッセージを受信するまで文字を暗号化する機能を備えています。加えて、送信したメッセージはサーバー上に保存されないため、会話がネット上に残らないのです。

また、Telegramは個人メッセージでのやり取りの他に、実は、暗号資産の情報を交換する場所としても有名です。暗号資産は身近な存在になりつつありますが、厳しい取締を行っている地域もあり、常に第三者の誰かが目を光らせ監視しています。

監視が強化されているなか、Telegramの匿名性とセキュリティの高さから暗号資産家の交流場所としても人気を誇っています。

Telegramの弱点は2つ

世界中に支持者が多いTelegramですが弱点が2つあり、「日本人ユーザーが少ないこと」と「基本的に英語」である点です。なぜ日本人ユーザーが少なく、基本的に英語なのか、気になる点を解説していきます。

日本人ユーザーが少ない

他のSNSと比較してもセキュリティの高さで頭一つ出ているTelegramですが、日本ではLINEユーザーの方が圧倒的に多いです。ユーザーが少ない要因として、次のことがいえるかと思います。

・知名度が低い

・運営会社が日本企業ではない

最も大きいのは知名度が低いことではないでしょうか。恐らく周りの人でTelegramを知っている人は10人中2人いれば良い方かと思います。LINEやInstagramの知名度が高く、その2つのSNSを使えば、友達や家族と連絡を取れ、写真や動画で近況報告もでき、現状に満足している人が多いと思います。そのため、セキュリティ面でTelegramの方が上でもSNSを乗り換える人が少なく、知名度が伸びていないのが原因でしょう。

また、Telegramの運営企業が海外であることも関係しているかと思います。海外の運営会社に個人情報を流すことに抵抗を感じる人が多いのでしょう。LINEでも個人情報の流出で問題となりましたが、利用者が減らないのは運営会社が日本であることと、身の回りの人と気軽に連絡取れることに大きなメリットを感じているためだと思われます。

基本的に英語

残念なことに、公式アプリに日本語版がありません。英語から日本語へ翻訳のように、外国語から日本語への変換機能はあるものの、日本語版で完成されたアプリはないです。翻訳機能はありますが完璧ではないため、実際の日本人ユーザーで違和感を感じている人もいるでしょう。

また、Twitterも日本語化された公式アカウントがありません。日本人ユーザーが増えないのは、日本語版のアプリや公式アカウントがないことで、知りたい情報を収集しにくいことも考えられるでしょう。

ただ日本専用のアプリはありませんが、インバウンド集客が目的であれば問題ないかと思います。むしろ、訪日外国人をターゲットとする皆さんであれば、英語での情報発信はあたりまえなのかもしれません。

では、実際にTelegramをどのように活用すれば良いのでしょうか。

Telegramの使い方(プロモーション活動)

Telegramでは広告掲載はできませんが、独自のチャンネルを開設することでプロモーション活動ができます。実際に、シンガポールや米国など世界中の企業がTelegramを用いて活動しています。

それでは、何をすればインバウンド集客に繋げられるか、具体的にできることや実例を探っていきましょう。

企業のプロモーション

YoutubeやTwitterのように「根強いファンの獲得」を狙った使い方ができます。具体的には「Telegram Channels」と「Telegram Groups」の機能を用いてファンとの交流に繋げていきます。それぞれの押さえておきたい特徴は次の通りです。

Telegram Channels

・Channels登録者数に上限がない

・Channels登録者間で誰が登録しているか見えない

・Channels登録者へ無料でメッセージを一斉送信できる

Telegram Groups

・Groups登録者と直接意見交換ができる

・投票機能でGroups登録者の興味を知れる

・Groups登録者がユーザーの輪を広げてくれる

記事前半でもお伝えしていますが、特に、チャンネル登録者に無料でメッセージを一斉送信できる点がポイントです。LINEやWeChatでも一斉送信可能ですが、追加の制限や有料になり情報発信にコストがかかります。一方のTelegramでは、無料でブロードキャストできるため、1円も宣伝費用がいりません。

さらに、Telegram Channelsでは、発信した情報を何人が見てくれたのかも把握できます。登録者が興味を持つ内容のコンテンツが何なのか探ることができ、より効果的な情報発信に繋げられます。そしてTelegram Groupsを併用することで、登録者と直接に意見交流もでき、リアルな声を拾い上げれます。

Telegram1つでマーケティングを始め、情報発信の改善やリアルな声の収集など、今後に向けて必要な情報を収集でき、より魅力溢れるサービスが何なのか探ることができます。訪日外国人をターゲットにしている方にとっては、必須ツールに違いありません。

海外企業や組織の事例

では、実際にTelegramを使い活動している企業や組織はどんなところでしょうか。実は、誰もが知っている企業も活用しています。

Telegramを活用している企業や組織

・The New York Times

・Gov.sg(シンガポール政府公式チャンネル)

・Mothership.sg(シンガポールニュースメディア)

この他、SG Bus Uncle(シンガポールのバス情報)、SG Travel(旅行関連情報)などあらゆる企業や組織で使われています。The New York Timesやシンガポール政府組織も使っているのには少し驚いたのではないでしょうか。

企業や政府組織がTelegramを使っているのには、安全かつ迅速に1人でも多くの方へ情報を届けたい想いを実現できると考えたからではないかと思います。

まとめ

ここまで、Telegramの概要から実際に活用されている事例まで幅広い内容を解説してきました。本記事で重要なポイントを改めて振り返りましょう。

・Telegramは、ユーザー数7億人を超える人気のメッセージングアプリ

・日本人ユーザーが少なく、日本語版のアプリや公式アカウントがない

・しかし、外国人向けのプロモーション活動に最適

これからの日本は少子高齢化がどんどん進んでいくため、インバウンドはさらに重要な鍵になってくるでしょう。他の企業や組織にインバウンド顧客を奪われないためには、訪日外国人へ向けての情報発信が重要です。

企業や地方を盛り上げたいけど、何をやれば良いか分からない。そんな方は、是非、Telegramを活用してみてください。

この記事を書いた人

野口慎平

GDX 事業責任者 兼 プルーヴ株式会社事業開発部シニアマネージャー。
新卒で大手外資系総合コンサルティングファームにビジネス&テクノロジーコンサルタント職として就職。2016年よりプルーヴ株式会社に法人営業職として入社。慶應義塾大学理工学部・同大学院 理工学研究科電子工学修了。
海外SEOとマーケティングオートメーションを軸としたデジタルマーケティングを得意とする。
Salesforce Pardot甲子園2021優秀賞受賞

取得資格:
応用情報技術者、IPAプロジェクトマネージャ、上級ウェブ解析士、IoTコーディネーター取得
Salesforce認定アドミニストレーター