この記事では、ECサイト構築サービスとして有名なShopifyの特徴や越境ECで活用すべき5つの理由を解説。その他のECサービスシステムについても紹介します。Shopifyを越境ECに活用したいと考えている方は必見です。
「Shopifyって一体どんなシステムだろう」、「Shopifyを活用した越境ECについて詳しく知りたい」と考えている方もいるのではないでしょうか?
ShopifyはECサイトを手軽に構築・カスタマイズできるサービスですが、国内向けECサイトだけでなく、海外向けのECサイトの構築にも活用できることで知られています。
本記事では、Shopifyのサービスの概要と5つの特徴、越境ECに活用すべき5つの理由を紹介。また、越境ECで活用できる3つのシステムについて解説します。
目次
Shopifyってどんなサービスなの?
そもそも「Shopify」とは、全世界で数百万以上のショップをもち、世界No.1のシェアを誇るグローバルなECサイトの構築システムです。
ECサイトの構築・運用を効率化するアプリや、ユーザーの興味を引くようなデザインのテンプレートが豊富なので、ECサイト初心者でも手軽に集客や売上につながるECサイトを構築・運用できるのが特徴です。
参考URL:https://web-kanji.com/posts/what-is-shopify
参考URL:https://transcosmos-ecx.jp/blog/shopify/3
Shopifyの5つの特徴
ECサイトの構築システムであるShopifyの特徴は、以下の5点にまとめられます。
- サイト構築やアップデートが簡単
- カスタマイズ性が豊富
- 各SNSとの連携機能で集客に強い
- アプリ作成や外部ツール連携が可能
- 越境ECで海外展開も視野に入れられる
ShopifyにはECサイトをはじめたい方にとって、便利な機能がそろっています。この章では、それぞれに特有な特徴や機能について確認してみましょう。
参考URL:https://web-kanji.com/posts/what-is-shopify
参考URL:https://transcosmos-ecx.jp/blog/shopify/3
参考URL:https://web-kanji.com/posts/what-is-shopify
サイト構築やアップデートが簡単
Shopifyは、100種類以上のテンプレートに沿ってECサイトを構築でき、アップデートも簡単に行える点が特徴です。自分が考えるお店の規模や客層、行いたいキャンペーンなどに合わせて自由にサイトを構築し、必要なタイミングでアップデートできます。
また、コーディングの知識がなくても、基本的な機能を備えたECサイトを作成可能です。このように、サイトを見たユーザーが自社商品を購入しやすいデザインのECサイトを簡単に構築できるのが特徴だといえます。
カスタマイズ性が豊富
Shopifyの魅力は、何といってもサイトのカスタマイズ性の高さです。クーポン発行や配送業務の効率化、多言語対応など。業務に必要、もしくは業務効率化に役立つアプリをインストールすることで、自由自在にECサイトをカスタマイズできます。
また、コーディング知識がなくても基本的なECサイトが作れることに加え、HTML・CSSなどのコーディング知識が少しあれば、さらにデザイン性に富んだECサイトにカスタマイズできる点が特徴です。
参考URL:https://blog.hubspot.jp/shopify
参考URL:https://web-kanji.com/posts/what-is-shopify
参考URL:https://n-works.link/blog/ec-production/shopify-cross-border-ecsite
各SNSとの連携機能で集客に強い
Shopifyは「オールインワンのマーケティングツール」をスローガンとして掲げており、各種のSNSとの連携機能が豊富。SNSを利用した集客からECサイトへの誘導、自社商品の販売、購入者への商品の発送に至るまでの一連の流れを迅速に実行できます。
ShopifyのようなECサイト構築サービスを活用しないと、SNSでお客さんを集客できても、自社サイト上で決済機能や配送に関する手続きを別途に行う必要がありました。
しかし、Shopifyを活用すれば、SNSでの集客から販売・配送までをシステム上で一括して管理できるので、自社商品を販売するまでのハードルが低いのが特徴です。
アプリ作成や外部ツール連携が可能
Shopifyには、システム上で豊富なアプリを使用できたり、独自のアプリを作成できたりする機能があります。また、外部のSNS・サービスと連携できる機能がそなわっている点も特徴です。
ECサイトの機能性や効率性をアップさせるアプリの作成や外部ツールとの連携を通して、自社が考えるECサイトマーケティングの実現に役立つでしょう。
越境ECで海外展開も視野に入れられる
Shopifyは、世界で最も使用されているECサイト構築システムだけあって、国境を超えたインターネット通販である越境ECに向いている機能が豊富です。
海外展開も視野に入れている企業は、ShopifyでECサイトを構築・運営して、越境ECにも対応できる体制を確立するのがおすすめだといえます。
参考URL:https://blog.hubspot.jp/shopify
参考URL:https://n-works.link/blog/ec-production/shopify-cross-border-ecsite
Shopifyを越境ECに活用すべき5つの理由
Shopifyを越境ECに活用すべき理由は、以下の5つにまとめられます。
- 50もの言語に対応している
- 外貨決済に対応している
- 決済方法が豊富
- 海外向けの配送業務を効率的に行える
- 自由自在なマーケティング施策を実施できる
Shopifyを越境ECに活用したいと考えている方は、参考にしてみてください。
参考URL:https://n-works.link/blog/ec-production/shopify-cross-border-ecsite
参考URL:https://logikura.jp/columns/why-shopify-is-recommended-for-cross-border-ec/
1.50もの言語に対応している
Shopifyは世界中で使われているECサービスだということもあり、世界中の50もの言語に対応しています。多言語対応アプリをインストールして、ECサイトに実装すれば、サイトユーザーが使用する言語で、商品の販売・やりとりができるようになります。
Shopify以外のECサービスや自社でECサイトを構築・運営した場合、ユーザーが使用したい言語に対応しておらず、ユーザー側で翻訳機能を使わなければならないことも。
しかし、Shopifyは非常に多くの言語に対応しているので、外国のユーザーが翻訳機能を使わなければならない機会が少なく、自社商品を海外に向けて販売しやすいでしょう。
2.外貨決済に対応している
Shopifyは日本円以外の通貨決済にも対応しています。のべ130カ国以上の海外通貨に対応しており、決済時のレートで決済してくれる機能が特徴です。
自社商品を販売する会社側としても、決済システムを別途で導入するのは時間的・金銭的なコストがかかります。また、購入者側としても、自国通貨や国際通貨で決済できた方が、購入するための心理的なハードルは低いでしょう。
3.決済方法が豊富
Shopifyには通貨決済だけでなく、100種類以上の豊富な決済手段がそろっているのが特徴です。代表的な決済手段には以下のようなものが挙げられます。
- クレジットカード決済(VISA・Master Card・JCBなど)
- Apple Pay・Google Pay
- Shop Pay
- Pay Pal
- Amazon Pay
幅広い決済手段の中から、海外のユーザーにとって使いやすい方法を選べるので、スムーズに自社商品を購入してもらうことができるでしょう。
参考URL:https://www.shopify.com/jp/blog/payments-list
4.海外向けの配送業務を効率的に行える
Shopifyには越境ECには欠かせない、海外配送の業務に必要な配送ラベルの作成・印刷や細かい配送料の計算を、自動的に行ってくれるアプリも充実しています。
越境ECで利益を出すためには、国ごとの関税を考慮した販売価格の決定や配送管理など、海外配送に伴う各種の手続きを問題なくこなしていくことが大切です。
Shopifyのシステムで使える配送業務の効率化・自動化アプリを使用すれば、越境ECで継続的に利益をあげられるような体制を確立できるでしょう
5.自由自在なマーケティング施策を実施できる
Shopifyには、ECサイトのマーケティング分析に役立つアプリが盛り沢山です。ECサイトの売上を伸ばしていくためには、どれくらいの数のユーザーがECサイトを閲覧して、どのような商品が売れているのかを分析し、ECサイトを改善していく必要があります。
Shopifyのマーケティング分析ツールをインストールすることで、集客数や商品の購入率などを分析でき、集客数や売上を伸ばすECサイトに改善することが可能です。
ECサイトを訪れたユーザーが、自社商品を購入してくれるような魅力的なサイトにアップデートしていくなら、マーケティング分析機能が豊富なShopifyを活用してみてはいかがでしょうか?
Shopifyの他に越境ECに活用できる3つのシステム
Shopifyの他に越境ECに活用できるシステムには、以下の3つが挙げられます。
- Square
- Stores
- MakeShop
これらのECサービスとShopifyとを比較しながら、自社がどのサービスを活用していくべきなのかを考えてみましょう。
参考URL:https://orend.jp/mag/a0096
1.Square
オンライン決済サービスを中心に展開している「Square」は、ECサイトやオンラインショップを構築・運営できる「Square オンラインビジネス」も提供しています。
InstagramやFacebookと連携して、SNS上に広告を出稿したり、SNS上で商品をワンクリックで購入できたりする機能が特徴です。
また、コーディングの知識がなくても、直感的にECサイトのデザインを決められるので、これらからECサイト運営をはじめようと考えている方におすすめです。
参考URL:https://squareup.com/jp/ja/ecommerce
参考URL:https://squareup.com/jp/ja?country_redirection=true
2.Stores
ECサービスを提供している「Stores」は、物販だけでなく、画像や動画・音楽などのデジタルデータの販売にも対応しています。セールやまとめ売りに関しても設定できるなど、ECサイトの運営を円滑に行うための仕組みが盛り沢山です。
SNS連携機能を使えば、InsragramやnoteにURLを貼ったアイテム紹介もできます。
ECサイトの構築・運営だけでなく、店舗の予約システムやキャッシュレス決済で、オンライン・オフライン両面で対応できるシステムだといえるでしょう。
参考URL:https://stores.jp/ec
参考URL:https://squareup.com/jp/ja/online-store/examples
3.MakeShop
MakeShopは、100種類以上のデザインテンプレートと使いやすい操作性が特徴で、多数の決済手段と会員制のECショップの構築も可能です。
ニーズに応じたクーポン機能やnote・Instagram・価格.comなどの外部サービスとの連携機能も豊富で、ECサイトと外部サービスをシームレスに運営できます。
参考URL:https://www.makeshop.jp
Shopifyとその他のECサービスを比較検討して、越境ECを成功させよう!
この記事では、Shopifyの特徴や越境ECに活用すべき5つの理由、Shopify意外に越境ECに使えるECサービス・システムについて解説しました。
Shopifyは世界的に使用されているECサービスで、多言語対応・豊富な決済機能、ECサイト構築・カスタマイズを感覚的に行える点が、越境ECにおすすめな理由です。
その他のECサービスとも比較検討しながら、自社のECサイトを構築・運用するのに最適なシステムを選んで、越境ECの運営を成功させましょう。