Pinterestとは?企業のPinterest活用法 

Pinterestというサービスをご存知でしょうか? あまり聞き馴染みのない方もいるかもしれませんが、Pinterestは世界中で多くのユーザー数を抱える注目のwebサービスです。

 最近では商品の認知拡大やブランディングのために、Pinterestを活用する企業も増えてきています。 

そこで今回の記事では、Pinterestの概要から導入のメリット、実際にPinterestを活用する企業の実用例まで詳しくご紹介します。 

Pinterestとは 

Pinterest(ピンタレスト)とは、Webサイト上にある写真や画像を自分専用のコルクボードに集めて、ブックマークすることができるWebサービスを指します。 

TwitterやInstagramのようなタイムラインが流れるフロー型のSNSに対して、Pinterestはストック型のプラットフォームとなっています。 

ユーザーは好きな写真や画像を思い通りにピン留めして、自分のコルクボードを人にシェアすることもできます。 

Pinterestの特性・魅力 

Pinterestは情報の発信よりも、情報収集が目的となりやすいサービスです。 

FacebookやInstagramでは過去、そしてその瞬間の出来事を投稿するなど、過去や現在について発信するのが基本です。 

一方、Pinterestは、未来の行動のために情報を集めるサービスと言えます。 その点サービスの特性としては、主なSNSよりも検索エンジンの活用方法と似ているかもしれません。 

ただ調べるだけでなく、調べた情報が自身のボードにストックされ、あとから見返せるのがPinterestの特徴です。 

また、写真や画像が集められたボードは、とてもビジュアル的でユーザーをワクワクさせてくれます。 

多くの企業が活用 

日本企業での活用例は現状あまり多くありませんが、実は海外ではPinterestを活用する企業が多くあります。 

世界最大のブランディング専門会社インターブランド社が発表した「Best Global Brands Top100」のうち、ランクインした大半の企業がPinterestを活用していたことが分かりました。すなわち、世界的に有名なGoogle、Apple、Amazonなどの大手企業はほどんど使っているということです。 

というのも、Pinterestの月間アクティブユーザー数は約4億3300万人と、もしPinterestが国だったらアメリカを抜いて世界で3番目に大きな国となる数字です。 

つまり、海外においてPinterestは認知度も利用率も高く、非常に多くの企業がPinterestを重宝していることがわかります。 

参考:https://business.Pinterest.com/ja/audience/ 

Pinterestの機能について 

Pinterestには企業がプロモーションに使える便利な機能が多く備わっています。 例として、Pinterestの機能の一つであるピンにもいくつか種類があり、商材などによって使い分けると効果的です。 

今回は3つのピン機能についてご紹介します。 

  • リーディングピンは、Webメディアやブログの記事向けのピンで、記事の見出し、タイトル、概要を表示させることができます。 
  • プロダクトピンは、商品販売を行う企業向けで、商品の価格や在庫状況、商品説明などのデータを表示できるピンです。 
  • レシピピンは料理のレシピ向けのピンで、ピンに材料や分量、調理時間などを表示することができます。 

このようにPinterestには他にも多くの活用し甲斐のある機能があるため、ぜひチェックしてみてください。 

Pinterestの導入メリット 

続いて、Pinterestを会社に導入することで具体的にどのようなメリットがあるかについてご紹介します。 

自社のブランドイメージの共有ができる 

一つ目のメリットは、自社のブランドイメージの共有ができるということです。 

Pinterestはユーザーが個人で楽しむものというイメージが定着していますが、ビジネスシーンにもメリットがあります。 

例えば、自社のクリエイティブやブランドイメージをボードにまとめてPinterestに掲載すると、いつでもクライアントや社外の人と話す際に共有することができます。 写真や画像を使って視覚的に見てもらう点はInstagramと同様ですが、Pinterestの場合投稿をする必要がなく、ピン留めのみでボードを完成させることができます。 

そのためInstagramよりも簡単にサービスを運営することができ、自社のコンセプトを気軽に共有できる強みがあります。 

文章で表すのが難しい場合や、言語の壁がある場合でも、視覚資料であればどんな人にも伝わりやすいです。 また言葉や文字で伝えると起こりうるイメージの行き違いも、写真や画像だと生じにくいと言えます。 

Webサイトへのアクセスに繋がる 

二つ目に、Webサイトのアクセスに繋がるという点です。 

Pinterestは様々な素材を扱っているため、著作権の問題が生じるのではと感じる方も多いでしょう。 しかしPinterestは、ピンをすると写真・画像自体が保存されるのではなく、画像のサイトURLが自動で紐づく仕組みとなっています。 

そのためPinteretは「画像の保存」ではなく、あくまで「ウェブサイトのブックマーク」を行うサービスなのです。 ユーザーが画像をピンすると、画像に紐づけられた外部リンクによって直接Webサイトへ飛ぶことができます。 

検索エンジンでブランド名等を検索しても、万全なSEO対策がなされていないと中々検索結果の画面に出てこないことがあります。 しかし、Pinterest上で画像がピンされることで、そこから自社のWebサイトに流入する可能性が増えます。 

また自社ブランドや商品を直接調べていなくても、Pinterest上では「似ているピン」として関連画像が表示されるため、潜在顧客にまで自社のWebサイトへの導線をつくれるのがポイントです。 

まだ日本企業での活用が少ない 

三つ目に、まだ日本でPinterest活用事例が少ないという点です。 

先述の通り、海外でPinterestを活用している企業はとても多いですが、日本ではユーザー数もそこまで多くなく、全体的に広まっていません。 しかし活用している日本企業が少ないということはチャンスであると捉えられます。 多くの日本企業がPinterestに進出していないということは、競合他社の存在を気にせずブランディングしていくことが可能ということです。 

例えば、検索エンジンのSEO対策が効果的に機能しない場合でも、PinterestではWebサイトへの誘導が成功するかもしれません。 このように他のSNSとは異なるサービスを活用することで、他社とマーケティング手法において差別化がはかれるのも、メリットの一つです。 

企業のPinterest活用事例 

最後に企業のPinterest活用事例について見ていきます。 

H.I.S Japan 

一つ目にご紹介するのは、国内旅行・海外旅行の手配、サポートをする大手旅行会社、H.I.S Japanです。 

アカウントを見てみると、「沖縄」「九州」のように旅行先別に分けられたボード以外に、「バスツアー」「修学旅行」など手段や旅行形態によって探せるボードもあります。 

様々なユーザーのニーズに合わせてボードを用意することで、ボードを閲覧した人の購買意欲を高めることができます。 

参考:https://www.Pinterest.jp/hisjapan/_created/ 

Tasty Japan 

二つ目にご紹介するのは、アメリカのウェブメディア『BuzzFeed(バズフィード)』が運営する「Tasty」というサイトの日本版、Tasty Japanです。 

レシピを公開しているのは料理からスイーツ、ドリンクまで様々であり、ボードにはスキマ時間に見やすい短いレシピ動画がたくさんピンされています。 

ボードだと同じ画面上で多くのレシピが一度に見れるため、自分で好きなレシピを選んでブックマークすることができます。 

またボードの種類も「ナスを使った料理」「アボカドを使った料理」など冷蔵庫にある材料から選ぶことができ、気軽にレシピを活用することができます。 

参考:https://www.Pinterest.jp/tastyjapan/_created/ 

UNIQLO 

世界中で人気を博している衣料品店のUNIQLOは、アメリカのユーザー向けにPinterestを運営し、ブランド認知の向上やプロモーションに役立てています。 

リーズナブルな価格でありながら、ファッショナブルに着こなせるアイテムであるように写真で自社商品を紹介し、「私も買ってみたい」という動機づけをもたらしています。 

参考:https://www.pinterest.jp/uniqlo/_created/ 

まとめ 

今回の記事ではPinterestの活用方法について、Pinterestの概要から導入のメリット、企業のPinterest活用事例についてご紹介しました。 

Pinterestは他のSNSとは異なる特性を持つサービスであり、多くの企業にとってビジネスの活用が期待できます。 海外では多くの企業に活用されてるPinterestですが、日本ではまだ活用している企業が多くありません。 

ぜひ早めにPinterestを導入し、競合他社との差別化を図りながらマーケティング活動に取り組んでみてください。 

この記事を書いた人

野口慎平

GDX 事業責任者 兼 プルーヴ株式会社事業開発部シニアマネージャー。
新卒で大手外資系総合コンサルティングファームにビジネス&テクノロジーコンサルタント職として就職。2016年よりプルーヴ株式会社に法人営業職として入社。慶應義塾大学理工学部・同大学院 理工学研究科電子工学修了。
海外SEOとマーケティングオートメーションを軸としたデジタルマーケティングを得意とする。
Salesforce Pardot甲子園2021優秀賞受賞

取得資格:
応用情報技術者、IPAプロジェクトマネージャ、上級ウェブ解析士、IoTコーディネーター取得
Salesforce認定アドミニストレーター