Google検索は、ガイドラインに沿って検索表示のランキングを決定しています。
今回は、GoogleSEO最適化のために遵守すべきガイドラインについて詳しく説明していきます。
基本的なガイドライン
Google検索に表示することが適切だと判断される方法について解説します。
論理的なURL構造にする
プログラムや人間が分かりやすいように、URLは論理的なものにしましょう。また、不必要な情報はできるだけ入れずシンプルにしましょう。
リンクを受けているページとの関係性を記述する
不正に被リンクを受けていると判断されないように、リンクを受けているページとの関係性を検索エンジンに対して記述することができます。rel属性でリンクをマークすることで可能になります。
不快なダイアログを避ける
ページの内容が表示される前に表れ、ページ全体を隠すように表示する広告は避けましょう。元の内容を隠すことでページの閲覧を妨げられ、ユーザーが不快に思うからです。そうした表示の代わりに画面を占める割合が少ないバナー広告を使用することが推奨されています。
子供向けサイトはタグ付けをする
ページが子供向けの場合は、子供向けタグをつける必要があります。児童オンライン保護法(アメリカの法律)を守るためです。
ブラウザの互換性を守る
ユーザーがそれぞれ使用するブラウザによってページ表示が異ならないようにする必要があります。予期されていない動作を避けるためです。そのためには、ページ作成時にテストしたブラウザのみでなく、より多くのブラウザでテストすることが重要です。また、現在だけでなく今後開発される可能性があるブラウザ上での動作を考慮すると、正しくシンプルなHTMLを記述することも重要になります。
品質におけるガイドライン
Google検索において不適切と判断され、除外される可能性のあるページについて解説します。
自動生成されたコンテンツ
プログラムによって自動で生成されたコンテンツは検索結果から除外される可能性があります。検索におけるランキングを操作しようとしていると判断されるためです。具体的には、文章として成立しない内容が含まれているものや、複数のウェブページを付加価値なくつなぎ合わせているものが挙げられます。ランキングを操作するためだけのコンテンツであり、ユーザーにとって有益でないと思われるのです。このように、自動生成コンテンツは除外の対象になります。
不正にリダイレクトされたページ
正当な理由がなくリダイレクトされているページは品質に問題があるとされ、検索から除外される可能性があります。リダイレクトとは、ユーザーが表示に使ったURLとは別のURLに移動する仕組みであり、主にサイトのURLを変更した際などに用いられます。
しかし、Google検索によるサイトの認知をごまかすために悪用される場合があります。Googleによって認知されるURLと実際にユーザーに対して表示されるURLが異なるからです。例えば、Googleに対してはレストランサイトを表示し、ユーザーに対してはリダイレクトによって悪質な支払い要求サイトを表示することが可能になります。実際の内容を隠すことができるのです。またそうでなくとも、ユーザーが意図したサイトと全く別のサイトに移動させることは好ましくありません。こうした利用を防ぐため、正当な理由がなくリダイレクトされているページは検索から除外される可能性があります。
不当に他ページをリンクしているページ
不当に別サイトのURLをリンクしているページは、品質に問題があるとみなされます。検索ランキングにおいてどのくらい多く被リンクを受けているかは高評価の対象になり、その評価を操作していると考えられるためです。
質の低いページ
質が低いコンテンツは、検索ランキングにおいて低評価の対象となります。情報が少ないことや、コンテンツ内容に関するキーワードが入っていない場合があります。また、独自のコンテンツが少ない場合も含まれます。
もし質が低いと判断されたページは、内容の修正後に再審査を要求することもできます。
売買されたリンクが含まれるページ
ページが貰っている被リンクの数はSEO上でもっとも重視される要素の一つです。そのため、被リンクの売買をしているケースがあります。こうした行動を規制するために、売買されたと思われるリンクがあるページは措置の対象になります。 しかし、宣伝を目的としたリンクの場合は、売買されたものであっても問題ありません。
クローキングを用いているページ
クローキングとは、検索エンジンに通知するコンテンツとユーザーのブラウザに表示するコンテンツが全く異なっていることです。たとえば、検索エンジンにはテキストのみを表示しているにも関わらず、実際にユーザーには画像が表示されていることなどです。こうした技術が使われている場合は品質に問題があると判断されます。
隠しコンテンツが含まれるページ
隠しコンテンツが含まれるページは、ユーザーや検索エンジンをだましていると判断される可能性があります。隠しテキストや隠しリンクなどです。具体的には、黒背景に黒テキストを使うことや画像のサイズを0にすることがあります。ユーザーから見えにくいコンテンツがないようにしましょう。
あるサイトに誘導するページ
特定のサイトへ誘導するために作られたページは、検索結果から除外されます。検索結果に複数の誘導ページが表示されることでユーザーが不便に感じるからです。例えば、別ページにユーザーを案内することだけを目的としたページなどがあります。
無断複製されたコンテンツ
内容を複製しただけで付加価値がないコンテンツは、品質が低いと判断されます。付加価値とは、独自なアイデアによる関連付けをしていることや、他に役に立つサービスの提供をしていることなどです。
アフィリエイトのページ
アフィリエイトとは、商品を説明することでユーザーに購入してもらい、その広告収入を得ることです。アフィリエイトページにおいては内容の差別化が難しいため、検索ランキングが下がる傾向にあります。こうしたページのランキングを上げるためには、オリジナルの内容をさらに付け加えることが大切になります。また、オリジナルでない部分を最低限にすることも必要になります。加えて、コメント欄を設けるなどコミュニティとして成立させることでよりオリジナルでユーザーにとって意味のあるページにすることができます。
無関係なキーワードが使用されているページ
ページ内容と関係のないキーワードが多く使われているまたはキーワードの利用が適切でないページは、品質が低いと評価されます。検索ランキングを操作しようとしているとみなされるからです。例えば、特定の語句を執拗に使っている場合があります。「当店の高性能パソコンは従来の高性能パソコンよりも高性能パソコンとなっています。高性能パソコンをお求めの方は高性能パソコン担当者までご連絡ください。」などの文章です。
自動化された検索
Google検索エンジンにおいて、プログラムが自動で検索をすることは禁止されています。ページランキングなどの情報を不当に確認しようとしていると判断されるためです。