BingはGoogleやYahoo!と同じ検索エンジンの一つです。
しかし、他の検索エンジンとは何が違うのか気になる方もいるのではないでしょうか。
本記事では、Bingの特徴、Bingの広告出稿方法、Bing広告運用サービスのメリットをまとめました。
GoogleやYahoo!も同じ広告運用サービスはありますが、どちらを使うべきか迷いますよね。
どの検索エンジンで広告を始めるのかわからない方は参考にしてください。
目次
Bingとは?特徴を3つ紹介
基本的な情報として、Bingはマイクロソフト社が提供する検索エンジンです。
Webページの検索を行い、画像検索・動画検索・ニュース検索の結果が得られます。
Googleとは同じ検索エンジンなので、主な使い方は似ていますが違いはなんでしょうか。
Bingの特徴は「Microsoft edgeブラウザのデフォルト」「ポイントがもらえる」「動画検索に適している」の3つです。
Microsoft edgeブラウザのデフォルト
BingはMicrosoft edgeというブラウザのデフォルト画面です。
しかし、マイクロソフト社が提供する全てのパソコンに備わっているわけではありません。
Microsoft edgeが搭載されているのは、windows10以降のパソコンになるので注意しましょう。
ポイントがもらえる
Microsoft edgeで検索したり、ストア内で買い物したりするとMicrosoft Rewardというポイントが貯まります。 貯めたポイントで映画やゲーム、アプリなどのコンテンツと引き換えたり、Amazonやスタバのギフトカードと交換できたりします。
ポイントを獲得する方法は、検索ボックスでの検索や動画の視聴、キャンペーンの参加などです。 検索ボックスでのポイント付与は1日の上限が決まっていますが、検索するたびにポイントが貯まるので簡単に貯められますよね。
GoogleやYahoo!はポイントの付与がありません。
アプリやギフトカードが欲しいのであれば、Microsoft edgeを使いポイントを貯めましょう。
動画検索に適している
Bingが動画検索に適している理由は、「サムネイルの大きさ」と「プレビュー機能」です。
Google検索と比べると検索結果のサムネイルが大きいため見やすくなっています。
またプレビュー機能が備わっているため、サイトを移動せずに動画を再生できます。
動画を実際に見なくても、マウスカーソルを合わせるだけで再生できるため、普段忙しい方でも簡単に視聴できる仕組みになっていますね。
Bingのシェア(国内と海外)
BingはGoogleなどと同じ検索エンジンですが、どれくらいのユーザーに利用されているのでしょうか。
国内と海外でのBingシェア率を紹介します。
まず国内でのBingシェア率は以下のようになりました。(2022年7月26日現在)
● Google : 75.91%
● Yahoo! : 15.18%
● Bing : 8.16%
参考記事:https://gs.statcounter.com/search-engine-market-share/all/japan
Googleのシェア率が75%となっている中、Bingの使用率は8.16%です。
Yahoo!についで3番目に利用されていることから、国内でも少しの需要があるように考えられますね。
では世界を基準にしてみるとBingのシェア率はどうなっているでしょうか。
●Google : 91.86%
●Bing : 3.2%
●Yandex : 1.52%
参考記事:https://gs.statcounter.com/search-engine-market-share
世界でシェア率の高い検索エンジンは同じくGoogleでした。
Bingは2番目にシェア率が高い検索エンジンですが、国内と比べるとおよそ5%低いことがわかります。
しかし世界を基準にしてみると、Yahoo!の位置付けが1.32%と4位になっています。
Yahoo!よりもBingを利用されているので、海外へ市場展開を考えている方は、Bingも視野に入れた方がいいのではないでしょうか。
Bingの広告出稿方法
Bingのシェア率が国内・海外においてどうなっているのか把握できたところで、Bingの広告出稿方法を紹介します。
広告を出稿する手順は「Bing Adsに登録」→「Yahoo!スポンサードサーチに登録」です。
一つずつ解説しているので、参考にしてください。
Bing Adsに登録
Bingで広告を出稿するには、Microsoft社が提供している広告出稿サービスに登録しましょう。
登録し利用できるサービスは、広告出稿だけではありません。
サービスに登録することで、その広告がどれだけの人に見られたのか、どれだけクリックされたのかなどの細かい分析が把握できます。
広告が読者ニーズにとって必要なものなのかを知るためにもBing Adsに登録して、広告を出稿しましょう。
続いてBing Adsに登録する方法を紹介します。
■Microsoftアカウントと連携させる
Bing Adsに登録するには、Microsoftアカウントと連携する必要があります。
まだMicrosoftアカウントを作成していない方は、基本情報を入力してアカウントを作成しましょう。
アカウントの作成画面がこちらから→https://account.microsoft.com/account?lang=ja-jp
■アカウントを作成し、必要情報を入力する
Microsoftのアカウントが作成できたら、いよいよBing Adsと紐付けしましょう。
Microsoftのアカウント作成と同様、勤めている会社の情報や法人名、事業所場所、電話番号、通貨などを入力してください。
全ての項目に必要な情報を入力し、登録すればBing Adsを利用できます。
また広告配信については、広告をMicrosoft広告ネットワーク全体に流すのか、そのサブセットに表示するか選択が可能です。
ご自身に必要な広告配信方法を選択しましょう。
Yahoo!スポンサードサーチに登録
スポンサードサーチとは、検索サイトで商品やサービスを提供しているインターネットユーザーに対して、検索キーワードと関連する広告を表示させる検索連動型広告です。
検索結果よりも上部に広告が掲載でき、見た目も検索結果と似ているため、大きな集客効果が期待できます。
またスポンサードサーチはYahoo!プロモーション広告が提供するサービスの1つです。
広告がクリックされたときに料金が発生する「クリック課金型」なので、広告の表示そのものに料金は発生しません。 前もって料金を前払いしていれば、広告がクリックされるたびに残金から引かれる仕組みになっています。
そのため無駄なく効率的な集客が可能です。
Yahoo!スポンサードサーチの仕組みを紹介したところで、システムの特徴を8つ紹介します。
1. 見込み客にダイレクトにアピールできる
ネットで検索をする人は、何か悩みやわからないことを調べるために検索をかけますよね。
ネットユーザーが検索したキーワードと連動して関係性の深い広告を表示するため、直接アピールできるでしょう。
2. キーワードへの入札制
1クリックの価格はキーワードごとに1円〜9,999円と幅広い設定がされています。
またクリック料金の上限を自分で設定できるので、自分に適した内容で広告が表示されます。
3. 料金は広告が表示された分だけ
前述したように、Yahoo!スポンサードサーチはあらかじめ広告費用を前払いし、広告がクリックされた分だけ残高から引かれる仕組みになっています。
検索して画面に表示されるだけでは費用が発生しないため、長期的にアプローチが可能です。
4. 地域・曜日・時間帯のターゲティングが可能
広告は闇雲に表示させてもあまり良い効果は得られないでしょう。
ある程度ターゲットを絞り1つの層に向けて発信し続けていれば、ある程度の集客が見込めます。
Yahoo!スポンサードサーチは「地域、曜日、時間帯」などを設定してターゲティングが可能です。
例えば「近畿地方に住んでいる方で、一般的に休みとされている土日の11時ごろ」と細かく設定ができるので、効率よく費用対効果の高い広告が掲載できます。
5. 携帯・スマホなどにも広告掲載が可能
パソコンの他にも携帯やスマホ、タブレット端末などネット検索ができる媒体で広告掲載が可能です。
6. 効果が確認できるレポート機能
どの広告がいつクリックされたのか、どれくらい申し込みにつながったのかなど、グラフや表で視覚的に効果を確認できます。
7. SEO対策に頼らず目立つ場所に広告表示が可能
ユーザーの検索画面の目立つところにコンテンツを表示させるには、SEO対策が必要です。
しかし、SEO対策は検索アルゴリズによって左右されるため、結果が出るまで時間がかかってしまいます。
検索広告を利用すればユーザーの目立つところに広告を表示できます。
広告を掲載する場所は、広告の品質と支払う金額によって変わりますが、SEOよりも短期間でユーザーの検索キーワードと関連した広告を表示できるため、より集客が見込めます。
8. オークション制で掲載順位が確定
掲載場所は、広告の品質と支払う金額が加味され、オークション形式で決まります。
広告の品質を上げていけば、低い入札金額でも検索結果の上位に表示できるようになるでしょう。
企業の広告運用サービスを利用
広告出稿は時間と手間がかかるため、広告運用サービスを利用するもの一つの方法です。
また、キーワードの選定から広告文の作成を含めて、多言語対応の手間が要らず、日本からでも出稿ができます。
時間や手間をかけたくない、ターゲット層の幅を広げ多言語に対応できる広告を出稿したい場合、そういったサービスを提供している広告運用サービスを利用してみましょう。
Bing広告運用サービスのメリット
・Googleではリーチできない新規の検索ユーザーに対してリスティング広告が出稿できる
・キーワードの選定から広告文の作成を含めて多言語対応の手間が要らず、日本からでもすぐに出稿できる
・Googleやその他チェンネルでのマーケティング戦略に沿った媒体の戦略立案と運用を担当マーケターと共に実行できる
まとめ
本記事では、Bingの特徴と広告を運用する流れなどを紹介しました。
自社でも広告運用はできますが、なるべく時間と手間を省きたい場合は広告運用サービスの利用も視野に入れてみましょう。
より効率的に広告を運用できますね。