SEO対策の品質を改善するためには、網羅的に多様なアプローチを実践する必要があります。
今回はSEO対策につながる、確認すべき17のチェックポイントを一つにまとめています。
自社コンテンツがSEO改善の要件を満たせているか、チェックリストと見比べながら確認してみましょう。
目次
- 1 チェック1:titleタグはユニークか
- 2 チェック2:titleタグに狙いたいワードが前半に入っているか
- 3 チェック3: descriptionタグはユニークで検索の見え方を意識した説明文となっているか
- 4 チェック4: 検索表示をさせたくないページにnoindex、nofolowが設定されているか
- 5 チェック5: hreflang タグで ・地域の設定を正しく行っているか
- 6 チェック6: canonical タグで URL の正規化が出来ているか
- 7 チェック7: h1 タグでページの要約をテキストで出来ているか
- 8 チェック8:h1 タグはページ内で1つになっているか
- 9 チェック9:h2・h3 タグでページを構造的に表示できているか
- 10 チェック10:画像をalt タグでユニークに説明できているか
- 11 チェック11:SSLでhttps対応が出来ているか
- 12 チェック12:古いページには301リダイレクト設定が出来ているか
- 13 チェック13:存在しないURL にアクセスした場合404 ページ設定が出来ているか
- 14 チェック14:パンくずが設定されているか
- 15 チェック15:ソーシャルプラグインが設定されているか
- 16 チェック16:Google Search Consoleでインデックスの登録を行っているか
- 17 チェック17:brタグを多用していないか、 CSSでデザインを制御できているか
- 18 まとめ
チェック1:titleタグはユニークか
1つ目のチェックポイントは、titleタグです。コンテンツのタイトルが検索者の目を惹くような、ユニークなタイトルづけが行えているかどうかを確認しましょう。
タイトルがユニークかどうかは、上位表示を狙っている検索結果を確認しながら、どれくらい差別化ができているかで把握します。あまりにも他の記事と被ってしまっている場合は、再考の余地があるでしょう。
チェック2:titleタグに狙いたいワードが前半に入っているか
2つ目のチェックポイントは、titleタグのなかに狙いたいキーワードを組み込めているだけでなく、タイトルの前半に位置しているかどうかです。
タイトルは基本的に前半のみが表示され、後半部分は隠れて見えなくなってしまうケースがほとんどです。近年はスマホユーザーの増加により、タイトル表示はよりコンパクトとなっている傾向にあります。
タイトルが例え隠れてしまっても、ニーズに応えられる記事であることをアピールできるよう、工夫が凝らされているかを確認しましょう。
チェック3: descriptionタグはユニークで検索の見え方を意識した説明文となっているか
3つ目のチェックポイントは、descriptionタグの設定です。ユーザーへコンテンツの内容を簡潔に伝えるデスクリプションは、汎用であるよりもユニークな方が訪問につながりやすいものです。
ただ文字数を埋めるための項目としてではなく、そのコンテンツのあらすじを正確に伝え、かつその続きを読みたくなる仕上がりであることが重要です。
海外向けサイトの場合は、必ずネイティブに違和感がある表記出ないかチェックしてもらいましょう。
チェック4: 検索表示をさせたくないページにnoindex、nofolowが設定されているか
4つ目のチェックポイントは、noindex、nofolowの設定です。noindexを設定しておくことで、Googleがそのページを検索結果に表示させないようにすることができます。
検索上位とは関係のない、会社概要などのページにnoindexを設定しておくことで、検索結果に影響を与えることがなくなります。SEO対策の対象外となるため、サイト評価を落とすことなくコンテンツ発信に力を入れることが可能です。
nofolowは、Googleに対してクローリングしないようリクエストするための設定です。SEOの順位は、そのサイトにどんな情報が記されているのかによって決定しますが、その際にGoogleはクローリングと呼ばれる、コンテンツのチェック作業を実施しています。
noindex同様、nofolowを設定しておくことで、Googleに対して「このページはSEOに関係ありません」ということを伝えられるようになり、効率よくSEO対策を進められます。
2つのタグを使いこなし、無駄のないコンテンツ発信を実現しましょう。
チェック5: hreflang タグで ・地域の設定を正しく行っているか
5つ目のチェックポイントは、hleflangタグです。hleflangは、グローバル向けのサイトでユーザーの地域や言語ごとに表示を変えたい場合、最適なページを自動的に表示するよう設定するためのタグです。
せっかくローカライズ対応を進めているのにも関わらず、適切な表示が行われず、ユーザー満足度を下げてしまうのは勿体無いものです。また、ユーザビリティの観点からSEO評価にも悪影響を及ぼす可能性があるため、適切な言語設定が行われているかを確認しておきましょう。
チェック6: canonical タグで URL の正規化が出来ているか
canonicalタグは、URL正規化のためのタグです。URLの正規化は、複数あるコンテンツが重複して認識されないよう、1つのURLにまとめる作業を指します。複数のURLが並列して存在している場合でも、canonicalタグを設定することによって、クローリングが適切に行われるように促せます。
PCサイトとスマホ向けサイトで異なるURLを運用している場合など、重複のリスクを回避できるよう調整しておきましょう。
チェック7: h1 タグでページの要約をテキストで出来ているか
7つ目のチェックポイントは、h1タグです。h1タグはタイトルタグと同じように語られることもありますが、サイトを訪問したユーザー向けにそのコンテンツの内容を簡潔に説明するためのタグです。
サイトに興味を持ってくれた人に対して、適切な案内を届けられるようテキストを編集しておきましょう。
チェック8:h1 タグはページ内で1つになっているか
h1タグについてはもう一つ注意する点があります。それは、h1タグは一つのコンテンツにつき一つという決まり事です。
h1タグは原則的に1コンテンツあたり一つまでと決められており、複数設定したとしてもアピールが促せるわけではありません。むしろSEO対策としては可読性を低下させる行為として、評価が下がってしまう可能性もあります。
アピールポイントが複数ある場合でも、1つに収められることが重要です。
チェック9:h2・h3 タグでページを構造的に表示できているか
9つ目のチェックポイントは、h2、h3タグの使い方です。基本的にブログコンテンツはこの二つのタグを駆使して構成することとなりますが、この二つのタグだけで骨組みをしっかりと組み立てておくことが必要です。
理想的な状態は、h2、h3タグをみただけでコンテンツの内容が大方理解できるというものです。見出しを流し読みすれば、要点を抑えられる仕組みづくりを意識しましょう。
チェック10:画像をalt タグでユニークに説明できているか
10個目のチェックポイントは、altタグを画像の説明で上手に行えているかどうかです。画像の表示は全てのユーザーに対して適切に表示できているとは限らず、時としてうまく表示されない場合もあります。
そんな時はあらかじめaltタグを画像に設定しておくことで、ユーザーにその画像がどんな画像かを説明できます。altタグを画像に即した形式で設定しておけば、クローリングが行われた際にも可読性について高く評価してもらえる場合があります。
チェック11:SSLでhttps対応が出来ているか
セキュリティ対策についても、https対応のような基本的な事項は外せないポイントです。いわゆるサイトの常時SSL化は、インターネット利用の安全性や、Googleユーザーのセキュリティ対策の面からも、Googleにおいては重要視されています。
近年はユーザーの中にもセキュリティ意識が高い人が増えてきており、SSL化されていないサイトの訪問が遠のく傾向にあります。サイトのセキュリティ強化はもはや義務と言えるでしょう。
特に海外向けサイトの場合だと、https対応していないだけで危ないサイトとみなされる確率が高くなるため、対策は必須です。
チェック12:古いページには301リダイレクト設定が出来ているか
301リダイレクトは、特定のページの表示に際して、あらかじめ設定された別のページに遷移するための設定です。URL変更などを行った際、301リダイレクトを設定しておくことで、インターネット上に同じ記事が並行して存在してしまい、SEOに悪影響を及ぼすリスクを回避できます。
これまでの被リンクの評価も継承できるため、設定しておいて損はありません。
チェック13:存在しないURL にアクセスした場合404 ページ設定が出来ているか
何らかの事情で存在しないページに遷移してしまったユーザーに対して、404の案内を提供することも欠かせません。404ページをあらかじめ用意しておくことで、そのままユーザーが離脱してしまうことを回避し、サイトを回遊してくれる可能性が高まります。
せっかく訪問してくれたユーザーのモチベーションを無駄にしないためにも、自社で404を表示できるよう構築しておくことが大切です。
チェック14:パンくずが設定されているか
パンくずとは、自社サイト内を遷移しても、自分が今どの位置にいるのかを見失わせないようにするための機能です。
ユーザビリティの観点から設置が推奨されているだけでなく、SEOの評価としても、サイト構造が理解しやすいよう促せるため、優先して設定しておきたいところです。
チェック15:ソーシャルプラグインが設定されているか
ソーシャルプラグインとは、SNSを提供する企業が、外部サイト向けに提供している機能の一種で、簡単なタグを設置するだけで各種Webサービスと連携できるものです。
Facebookの「いいね」ボタンや、Twitterのシェア機能など、ソーシャル性を高めることでより多くの被リンクを獲得し、サイト評価の改善を実現できます。
チェック16:Google Search Consoleでインデックスの登録を行っているか
SEO対策の基本ツールであるGoogle Search Console上で、インデックス登録も初期のうちに行っておきましょう。インデックス登録は、Googleに対して自社サイトを登録するための作業で、これを行って初めて検索結果に表示されるようになります。
インデックス登録が行われないと、検索流入は見込めませんが、外部サービスでの手続きが必要なため、ついつい忘れてしまいがちです。注意しておきましょう。
チェック17:brタグを多用していないか、 CSSでデザインを制御できているか
brタグは改行の際に活躍するHTMLタグですが、あまりに多用してしまうと、他のコードと混ざってコードが見づらくなったり、複雑なデザインであるとしてサイト評価を落としてしまう可能性もあります。
brタグを利用せずにデザイン性を確保するためには、CSSの起用が便利です。コードの複雑化を回避しつつ、好みのデザインに仕上げられるため、高い効果を期待できます。
まとめ
今回は、SEO対策における基本的なチェック事項をまとめました。これから自社コンテンツを発信していきたいと考えている場合、まずは上記の項目を満たせているかどうか、初めに確認しておきましょう。
また、今後コンテンツ発信を行っていく上でも見返しておきたい項目も存在するため、SEO対策のマニュアルとして組み込むことをおすすめします。